萬葉集を詠む∥埋もれ木

4139

[題詞]

天平勝寶二年三月一日之暮眺矚春苑桃李花<作>二首

[原文]

春苑紅尓保布桃花下<照>道尓出立Ｄ嬬

[訓読]

春の園紅にほふ桃の花下照る道に出で立つ娘子

[仮名]

はるのそのくれなゐにほふもものはなしたでるみちにいでたつをとめ

[注解]

作歌→作 [元][文][紀] / 昭→照 [元][類][紀]

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天平勝宝２年３月１日年紀作者：大伴家持植物絵画高岡富山

4140

[題詞]

天平勝寶二年三月一日之暮眺矚春苑桃李花<作>二首

[原文]

吾園之李花可庭尓落波太礼能未遣在可母

[訓読]

吾が園の李の花か庭に散るはだれのいまだ残りたるかも

[仮名]

わがそののすもものはなかにはにちるはだれのいまだのこりたるかも

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天平勝宝２年３月１日年紀作者：大伴家持植物高岡富山

4141

[題詞]

見飜翔鴫作歌一首

[原文]

春儲而 <物>悲尓三更而羽振鳴志藝誰田尓加須牟

[訓読]

春まけてもの悲しきにさ夜更けて羽振き鳴く鴫誰が田にか住む

[仮名]

はるまけてものがなしきにさよふけてはぶきなくしぎたがたにかすむ

[注解]

]<>→物 [西（右書）][元][類][紀]

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天平勝宝２年３月１日年紀作者：大伴家持動物望郷高岡富山

4142

[題詞]

二日攀柳黛思京師歌一首

[原文]

春日尓張流柳乎取持而見者京之大路所<念>

[訓読]

春の日に張れる柳を取り持ちて見れば都の大道し思ほゆ

[仮名]

はるのひにはれるやなぎをとりもちてみればみやこのおほちしおもほゆ

[注解]

思→念 [元][類]

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天平勝宝２年３月２日年紀作者：大伴家持望郷植物高岡富山

4143

[題詞]

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天平勝宝２年３月２日年紀作者：大伴家持推敲帰雁高岡富山

4146

[題詞]

夜裏聞千鳥<喧>歌二首

[原文]

夜具多知尓寐覺而居者河瀬尋情<毛>之<努>尓鳴知等理賀毛

[訓読]

夜ぐたちに寝覚めて居れば川瀬尋め心もしのに鳴く千鳥かも

[仮名]

よぐたちにねざめてをればかはせとめこころもしのになくちどりかも

[注解]

鳴→喧 [元][類] / 母→毛 [元][類][文][紀] / 奴→努 [元][類]

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天平勝宝２年３月２日年紀作者：大伴家持動物懐古望郷高岡富山

4147

[題詞]

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天平勝宝２年３月３日年紀作者：大伴家持枕詞植物宴席高岡富山上巳

豫作七夕歌一首

[原文]

妹之袖我礼枕可牟河湍尓霧多知和多礼左欲布氣奴刀尓

[訓読]

妹が袖我れ枕かむ川の瀬に霧立ちわたれさ夜更けぬとに

[仮名]

いもがそでわれまくらかむかはのせにきりたちわたれさよふけぬとに

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天平勝宝２年３月年紀作者：大伴家持予作七夕儲作富山高岡

4164

[題詞]

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天平勝宝２年３月２０日年紀作者：大伴家持動物依興予作預作植物高岡富山

4167

[題詞]

（詠霍公鳥并時花歌一首[并短歌]）反歌二首

[原文]

毎時弥米頭良之久咲花乎折毛不折毛見良久之余志<母>

[訓読]

時ごとにいやめづらしく咲く花を折りも折らずも見らくしよしも

[仮名]

ときごとにいやめづらしくさくはなををりもをらずもみらくしよしも

[注解]

毛→母 [元][類]

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天平勝宝２年３月２０日年紀作者：大伴家持依興予作預作植物高岡富山

4168

[題詞]

（詠霍公鳥并時花歌一首[并短歌]（反歌二首））

[原文]

毎年尓来喧毛能由恵霍公鳥聞婆之努波久不相日乎於保美 [毎年謂之等之乃波]

[訓読]

毎年に来鳴くものゆゑ霍公鳥聞けば偲はく逢はぬ日を多み [毎年謂之等之乃波]

[仮名]

としのはにきなくものゆゑほととぎすきけばしのはくあはぬひをおほみ

[注解]

也 [元] 之

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4169

[題詞]

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天平勝宝２年３月２３日年紀作者：大伴家持動物植物高岡富山立夏

[題詞]

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天平勝宝２年４月９日年紀作者：大伴家持動物贈答大伴池主恋情地名高岡富山福井武生

4190

[題詞]

（贈水烏越前判官大伴宿祢池主歌一首[并短歌]）

[原文]

叔羅河湍乎尋都追和我勢故波宇可波多々佐祢情奈具左尓

[訓読]

叔羅川瀬を尋ねつつ我が背子は鵜川立たさね心なぐさに

[仮名]

しくらがはせをたづねつつわがせこはうかはたたさねこころなぐさに

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天平勝宝２年４月９日年紀作者：大伴家持贈答大伴池主地名福井武生高岡富山

4191

[題詞]

（贈水烏越前判官大伴宿祢池主歌一首[并短歌]）

[原文]

鵜河立取左牟安由能之我波多波吾等尓可伎<无>氣念之念婆

[訓読]

鵜川立ち取らさむ鮎のしがはたは我れにかき向け思ひし思はば

[仮名]

うかはたちとらさむあゆのしがはたはわれにかきむけおもひしおもはば

[注解]

無→无 [元][類]

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天平勝宝２年４月９日年紀作者：大伴家持贈答大伴池主戯笑高岡富山

4192

[題詞]

[仮名]

ふぢなみのしげりはすぎぬあしひきのやまほととぎすなどかきなかぬ

[注解]

様→掾 [西（訂正右書）][元][文][紀]

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天平勝宝２年４月２３日年紀作者：久米広縄贈答和歌大伴家持枕詞動物植物

4211

[題詞]

追同處女墓歌一首[并短歌]

[原文]

古尓有家流和射乃久須婆之伎事跡言継知努乎登古宇奈比<壮>子乃宇都勢美能名乎競争<登> 玉剋壽毛須底弖相争尓嬬問為家留Ｄ嬬等之聞者悲左春花乃尓太要盛而秋葉之尓保比尓照有惜身之壮尚大夫之語勞美父母尓啓別而離家海邊尓出立朝暮尓満来潮之八隔浪尓靡珠藻乃節間毛惜命乎露霜之過麻之尓家礼奥墓乎此間定而後代之聞継人毛伊也遠尓思努比尓勢餘等黄楊小櫛之賀左志家良之生而靡有

[訓読]

古にありけるわざのくすばしき事と言ひ継ぐ智渟壮士菟原壮士のうつせみの名を争ふとたまきはる命も捨てて争ひに妻問ひしける処女らが聞けば悲しさ春花のにほえ栄えて秋の葉のにほひに照れる惜しき身の盛りすら大夫の言いたはしみ父母に申し別れて家離り海辺に出で立ち朝夕に満ち来る潮の八重波に靡く玉藻の節の間も惜しき命を露霜の過ぎましにけれ奥城をここと定めて後の世の聞き継ぐ人もいや遠に偲ひにせよと黄楊小櫛しか刺しけらし生ひて靡けり

[仮名]

いにしへにありけるわざのくすばしきことといひつぐちぬをとこうなひをとこのうつせみのなをあらそふとたまきはるいのちもすててあらそひにつまどひしけるをとめらがきけばかなしさはるはなのにほえさかえてあきのはのにほひにてれるあたらしきみのさかりすらますらをのこといたはしみちちははにまをしわかれていへざかりうみへにいでたちあさよひにみちくるしほのやへなみになびくたまものふしのまもをしきいのちをつゆしものすぎましにけれおくつきをこことさだめてのちのよのききつぐひともいやとほにしのひにせよとつげをぐししかさしけらしおひてなびけり

[注解]

牡→壮 [元][類][文][紀] / 等→登 [元][類][文][紀]

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天平勝宝２年５月６日年紀作者：大伴家持追同田辺福麻呂高橋虫麻呂依興物語兎原娘子高岡富山兵庫神戸

4212

[題詞]

追同處女墓歌一首[并短歌]

[原文]

乎等女等之後<乃>表跡黄楊小櫛生更生而靡家良思母

[訓読]

娘子らが後の標と黄楊小櫛生ひ変り生ひて靡きけらしも

[仮名]

をとめらがのちのしるしとつげをぐしおひかはりおひてなびきけらしも

[注解]

能→乃 [元][類][古]

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天平勝宝２年５月６日年紀作者：大伴家持植物物語追同田辺福麻呂高橋虫麻呂依興兎原娘子物語

4213

[題詞]

[原文]

安由乎疾奈呉<乃>浦廻尓与須流浪伊夜千重之伎尓戀<度>可母

[訓読]

東風をいたみ奈呉の浦廻に寄する波いや千重しきに恋ひわたるかも

[仮名]

あゆをいたみなごのうらみによするなみいやちへしきにこひわたるかも

[注解]

能→乃 [元][類][古] / 渡→度 [元][類]

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天平勝宝２年５月年紀作者：大伴家持地名高岡富山序詞望郷贈答丹比家

4214

[題詞]

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天平勝宝２年５月２７日年紀作者：大伴家持挽歌悲別哀悼藤原久須麻呂母贈答高岡富山

4217

[題詞]

霖雨へ日作歌一首

[原文]

宇能花乎令腐霖雨之始水<邇> 縁木積成将因兒毛我母

[訓読]

卯の花を腐す長雨の始水に寄る木屑なす寄らむ子もがも

[仮名]

うのはなをくたすながめのみづはなによるこつみなすよらむこもがも

[注解]

逝→邇 [代匠記初稿本]

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天平勝宝２年５月年紀作者：大伴家持植物序詞恋情鬱屈高岡富山

4218

[題詞]

見漁夫火光歌一首

[原文]

鮪衝等海人之燭有伊射里火之保尓可将出吾之下念乎

[訓読]

鮪突くと海人の灯せる漁り火の秀にか出ださむ我が下思ひを

[仮名]

しびつくとあまのともせるいざりひのほにかいださむわがしたもひを

[検索用キーワード]

天平勝宝２年５月年紀作者：大伴家持恋情序詞高岡富山

様→掾 [西（訂正右書）][元][文][紀]

[検索用キーワード]

天平勝宝２年９月３日年紀作者：久米広縄宴席高岡富山

4223

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天平勝宝２年１０月１６日年紀作者：大伴家持枕詞植物餞別旅立ち出発秦石竹高岡富山

4226

[題詞]

雪日作歌一首

[原文]

此雪之消遺時尓去来歸奈山橘之實光毛将見

[訓読]

この雪の消残る時にいざ行かな山橘の実の照るも見む

[仮名]

このゆきのけのこるときにいざゆかなやまたちばなのみのてるもみむ

[検索用キーワード]

天平勝宝２年１２月年紀作者：大伴家持植物高岡富山

我 [元] 義

[検索用キーワード]

天平勝宝３年１月２日年紀作者：大伴家持寿歌予祝宴席高岡富山

様→掾 [元][文][紀]

[検索用キーワード]

天平勝宝３年１月３日年紀作者：縣犬養三千代古歌伝誦久米広縄聖武天皇高岡富山

4236

[題詞]

悲傷死妻歌一首[并短歌] [作主未詳]

[原文]

天地之神者<无>可礼也愛吾妻離流光神鳴波多Ｄ嬬携手共将有等念之尓情違奴将言為便将作為便不知尓木綿手次肩尓取<挂> 倭<文>幣乎手尓取持Ｃ勿令離等和礼波雖祷巻而寐之妹之手本者雲尓多奈妣久

[訓読]

天地の神はなかれや愛しき我が妻離る光る神鳴りはた娘子携はりともにあらむと思ひしに心違ひぬ言はむすべ為むすべ知らに木綿たすき肩に取り懸け倭文幣を手に取り持ちてな放けそと我れは祈れど枕きて寝し妹が手本は雲にたなびく

[仮名]

あめつちのかみはなかれやうつくしきわがつまさかるひかるかみなりはたをとめたづさはりともにあらむとおもひしにこころたがひぬいはむすべせむすべしらにゆふたすきかたにとりかけしつぬさをてにとりもちてなさけそとわれはいのれどまきてねしいもがたもとはくもにたなびく

[注解]

無→无 [元][類] / 掛→挂 [元][類][文][紀] / 父→文 [元][類]

[検索用キーワード]

天平勝宝３年１月３日年紀挽歌悲別亡妻挽歌伝誦古歌遊行女婦蒲生宴席高岡富山

4237

[題詞]

[検索用キーワード]

天平５年年紀作者：丹比土作伝誦遣唐使高安種麻呂餞別宴席高岡富山天平勝宝３年

4244

[題詞]

大使藤原朝臣清河歌一首

[原文]

荒玉之年緒長吾念有兒等尓可戀月近附奴

[訓読]

あらたまの年の緒長く我が思へる子らに恋ふべき月近づきぬ

[仮名]

あらたまのとしのをながくあがもへるこらにこふべきつきちかづきぬ

[検索用キーワード]

天平５年年紀作者：藤原清河遣唐使餞別宴席出発羈旅枕詞悲別恋情伝誦高安種麻呂高岡富山天平勝宝３年

4245

[題詞]

天平五年贈入唐使歌一首[并短歌] [作主未詳]

[原文]

虚見都山跡乃國青<丹>与之平城京師由忍照難波尓久太里住吉乃三津尓<舶>能利直渡日入國尓所遣和我勢能君乎懸麻久乃由々志恐伎墨吉乃吾大御神舶乃倍尓宇之波伎座船騰毛尓御立座而佐之与良牟礒乃埼々許藝波底牟泊々尓荒風浪尓安波世受平久率而可敝理麻世毛等能國家尓

[訓読]

そらみつ大和の国あをによし奈良の都ゆおしてる難波に下り住吉の御津に船乗り直渡り日の入る国に任けらゆる我が背の君をかけまくのゆゆし畏き住吉の我が大御神船の舳に領きいまし船艫にみ立たしましてさし寄らむ礒の崎々漕ぎ泊てむ泊り泊りに荒き風波にあはせず平けく率て帰りませもとの朝廷に

[仮名]

そらみつやまとのくにあをによしならのみやこゆおしてるなにはにくだりすみのえのみつにふなのりただわたりひのいるくににまけらゆるわがせのきみをかけまくのゆゆしかしこきすみのえのわがおほみかみふなのへにうしはきいましふなともにみたたしましてさしよらむいそのさきざきこぎはてむとまりとまりにあらきかぜなみにあはせずたひらけくゐてかへりませもとのみかどに

[注解]

舟→丹 [西（訂正）][元][文][紀] / 船→舶 [元][文][紀]

[検索用キーワード]

天平５年年紀遣唐使枕詞地名大阪儀礼歌道行き祈願餞別出発羈旅伝誦高安種麻呂天平勝宝３年

4246

[題詞]

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天平勝宝４年２月２日年紀伝誦古歌天武朝大君讃美

4262

[題詞]

閏三月於衛門督大伴古慈悲宿祢家餞之入唐副使同胡麻呂宿祢等歌二首

[原文]

韓國尓由伎多良波之Ｃ可敝里許牟麻須良多家乎尓美伎多弖麻都流

[訓読]

唐国に行き足らはして帰り来むますら健男に御酒奉る

[仮名]

からくににゆきたらはしてかへりこむますらたけをにみきたてまつる

[検索用キーワード]

天平勝宝４年閏３月年紀作者：丹比鷹主遣唐使大伴古麻呂出発餞別宴席羈旅大伴古慈悲伝誦古歌大伴村上寿歌

4263

[題詞]

閏三月於衛門督大伴古慈悲宿祢家餞之入唐副使同胡麻呂宿祢等歌二首

[原文]

梳毛見自屋中毛波可自久左麻久良多婢由久伎美乎伊波布等毛比Ｃ [作<者>未詳]

[訓読]

櫛も見じ屋内も掃かじ草枕旅行く君を斎ふと思ひて

[仮名]

くしもみじやぬちもはかじくさまくらたびゆくきみをいはふともひて [作<者>未詳]

[注解]

主→者 [元][類]

[検索用キーワード]

天平勝宝４年閏３月年紀古歌伝誦遣唐使大伴古慈悲大伴古麻呂大伴村上枕詞出発餞別羈旅悲別神祭り寿歌

4264

[題詞]

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天平勝宝４年年紀作者：大伴家持儲作予作応詔儀礼歌枕詞地名大君讃美寿歌

4267

[題詞]

（為應詔儲作歌一首[并短歌]）反歌一首

[原文]

須賣呂伎能御代万代尓如是許曽見為安伎良目<米> 立年之葉尓

[訓読]

天皇の御代万代にかくしこそ見し明きらめめ立つ年の端に

[仮名]

すめろきのみよよろづよにかくしこそめしあきらめめたつとしのはに

[注解]

]<>→米 [西（右書）][類][古][紀]

[検索用キーワード]

天平勝宝４年年紀作者：大伴家持儲作予作応詔儀礼歌大君讃美寿歌

4268

[題詞]

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天平勝宝４年１１月２５日年紀作者：文屋真人肆宴宴席応詔大君讃美寿歌新嘗祭

4276

[題詞]

廿五日新甞會肆宴應詔歌六首

[原文]

嶋山尓照在橘宇受尓左之仕奉者卿大夫等

[訓読]

島山に照れる橘うずに刺し仕へまつるは卿大夫たち

[仮名]

しまやまにてれるたちばなうずにさしつかへまつるはまへつきみたち

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天平勝宝４年１１月２５日年紀作者：藤原八束肆宴宴席応詔大君讃美寿歌新嘗祭植物

4277

[題詞]

廿五日新甞會肆宴應詔歌六首

[原文]

袖垂而伊射吾苑尓鴬乃木傳令落梅花見尓

[訓読]

袖垂れていざ我が園に鴬の木伝ひ散らす梅の花見に

[仮名]

そでたれていざわがそのにうぐひすのこづたひちらすうめのはなみに

[注解]

平→手 [西（訂正右書）][元][文][紀]

[検索用キーワード]

天平勝宝４年１１月２５日年紀作者：藤原永手肆宴宴席応詔大君讃美寿歌新嘗祭動物植物

4278

[題詞]

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天平勝宝５年１月４日年紀作者：石上宅嗣宴席植物見立て恋愛譬喩

4283

[題詞]

五年正月四日於治部少輔石上朝臣宅嗣家宴歌三首

[原文]

梅花開有之中尓布敷賣流波戀哉許母礼留雪乎持等可

[訓読]

梅の花咲けるが中にふふめるは恋か隠れる雪を待つとか

[仮名]

うめのはなさけるがなかにふふめるはこひかこもれるゆきをまつとか

[検索用キーワード]

天平勝宝５年１月４日年紀作者：茨田王宴席植物恋愛見立て譬喩石上宅嗣

[検索用キーワード]

天平勝宝５年２月２５日年紀作者：大伴家持悲嘆春愁動物孤独

万葉集を詠む

4139

[題詞]

[原文]

[訓読]

[仮名]

[注解]

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4140

[題詞]

[原文]

[訓読]

[仮名]

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4141

[題詞]

[原文]

[訓読]

[仮名]

[注解]

[検索用キーワード]

4142

[題詞]

[原文]

[訓読]

[仮名]

[注解]

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4143

[題詞]

[原文]

[訓読]

[仮名]

[注解]

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4144

[題詞]

[原文]

[訓読]

[仮名]

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4145

[題詞]

[原文]

[訓読]

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[注解]

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4146

[題詞]

[原文]

[訓読]

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4147

[題詞]

[原文]

[訓読]

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[注解]

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4148

[題詞]

[原文]

[訓読]

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4149

[題詞]

[原文]

[訓読]

[仮名]

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4150

[題詞]

[原文]

[訓読]

[仮名]

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