暫時徒然

古典研究サイト 埋れ木

自敬表現?

2023-04-06

日本通のライシャワー駐日大使が夫婦で離日する際のコメントに、
「私ども夫妻は」という表現があり、かなり違和感を感じたことがある。
これは「私ども夫婦は」でなければおかしいだろう。

似たようなことで、「私という人は・・・」などという人が最近は増えた。
私がこの言い方を初めて聞いたのは28歳のときだから1972年、
東京・中野のスナックにおいてである。話者は私と同年代の男性だった。
このときもかなり違和感を覚えたものだ。はたしてこの「ひと」という
表現は昔からあったのだろうか。

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